東広島市の歯科 川口歯科医院
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糖尿病について

2020年6月16日 火曜日

梅雨に入り、じめじめと湿気の多い日々になりました。皆様、体の調子はいかがでしょうか。じめじめした梅雨は、湿気の高さや気圧の変化から独特の体調不良が起こりやすいそうです。頭痛がしたり、食欲が落ちたり、体がだるいといった症状を感じられる方が多くいらっしゃると思います。梅雨に負けず元気に過ごしたいですね!

さて、今回からの病気のお話しですが「糖尿病」についてお話ししたいと思います。

皆様、よく耳にされると思いますが、糖尿病とはどのような病気か少し詳しくお話ししていきます。

普段食事でとっている糖質(炭水化物)は、消化管の酵素で分解されています。分解されるとブドウ糖になり、血液中に吸収され全身の細胞のエネルギー源となります。

ブドウ糖を細胞に取り込むのを助けているのが、膵臓から分泌されている「インスリン」というホルモンです。

糖尿病はこのインスリンが上手く作用しなくなることで、慢性的に血液中のブドウ糖の濃度が高くなってしまう病気です。

糖尿病は4つのタイプに分けられます。

1型糖尿病

2型糖尿病

その他の特定の機序、疾患によるもの

妊娠糖尿病

このうち90%以上を占めているのが2型糖尿病です。

2型糖尿病は健康診断で指摘されるまで気づかないことが多い病気です。糖尿病を発症しやすい人には次のような特徴があります。肥満である。高血圧である。40歳以上。家族で糖尿病のかたがいる。運動不足である。妊娠糖尿病だった方。

糖尿病か知るためには健康診断を定期的に受けることが大切です。まだ大丈夫と思わず、自分の体のため、体を知るために、健康診断を受けましょう!

 

糖尿病の人は、歯周病に2倍以上かかりやすくなることがわかっています。

高血糖によって感染を防御する力などが低下し、歯周病原因菌の増殖を抑えることができなくなるため、血糖コントロールがうまくできないことから歯周病を悪化させ、重症化しやすくなります。逆に、歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。

歯周病の治療で歯周組織の慢性炎症が改善されるとインスリンの働きが良くなります。

歯科検診を定期的に受けることが、糖尿病や糖尿病予備軍の方にとても大切です。

今月は、歯の健康診断の月でもあります。

これを機に歯の健康診断を

お口の中をさっぱりとして梅雨を乗り切りましょう!