骨粗しょう症とは、骨の中のカルシウムの量が減り骨折しやすくなる病気です。
○予防に大切なことは
食事に加えて運動です。転倒を予防するための生活環境の改善も大切です。
○どんな食事がいいの
骨にとって一番大切な栄養素は、カルシウムです。
その他に、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質も大切です。積極的にとりましょう。
・カルシウムが多く含まれている食品
牛乳、チーズ、木綿豆腐、厚揚げ、納豆、いわし、小松菜、チンゲン菜などです。
一日700~800㎎を目安に。
なかなかたくさん量を取りにくい方には、スキムミルクがおすすめです。
シチューに混ぜたり、フライの衣に混ぜてお使いになってみてください。
コーヒー紅茶に混ぜて頂いても良いです。一日大匙3杯半が目安量です。
・ビタミンD カルシウムの吸収をよくします。
鮭、干し椎茸、卵黄
ビタミンDは、日光を浴びると皮膚でつくられます。天気の良い日は外に出て体を動かしましょう。
・ビタミンK カルシウムの取り込みを促す。
小松菜、ほうれん草、納豆、海藻類
これらを積極的に摂取しましょう。
過剰摂取を避けた方が良い食品の例としては、炭酸飲料、塩、アルコールです。
○どんな運動がいいの
骨に適度な刺激を与えて、強い骨を作る運動をします。また、骨を支える筋肉を鍛えたりバランス感覚を高める運動がいいです。
例えば、ウオーキング、スクワット運動、背筋運動、片足上げ運動などが役立ちます。
自分の体の状態に合わせて無理をせずに行って下さい。治療を受けておられる方は医師に相談してください。
予防の基本は食事、運動、お薬です。
次回はお薬についてお話しします。
それではまた。