皆さんこんにちは
歯科衛生士のsです。
今回は、誤嚥を防ぐための訓練の一つとしてパタカラ体操を紹介します。
パタカラ体操は、口、舌を鍛えることで食べる、飲み込む機能の向上を目的とします。
パ・タ・カ・ラを正しく発音することで筋肉を鍛えます。
まずは、パ!
食べ物をこぼさないよう、口を閉じるために働く筋肉を使います。
唇をしっかりと閉じて発音します。
タ!
食べ物を押しつぶして飲み込む時に働く筋肉を使います。
舌を上あごにくっつけて発音します。
カ!
飲み込む時に誤って気管に入らないように、喉の奥を閉じるために働く筋肉を使います。
喉の奥を使って発音します。
ラ!
食べ物を丸めるために働く筋肉を使います。
舌先を上の前歯の裏につけて発音します。
パタカラ体操を行うと、食べこぼしが減り、食べ物を押しつぶしたり丸めたりしやすくなり、気管に入るのを防ぐことができます。
当院には、お口の機能を評価する『健口くん』という測定器があります。
パタカを、それぞれ5秒間発声し何回言えたか測定します。
平均値に入っているかどうか測定してみてください!
口腔機能の向上ため、まずは自分の数値を知り、パタカラ体操を取り入れてみて下さい。