東広島市の歯科 川口歯科医院
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口呼吸について

2020年8月12日 水曜日

もうすぐお盆ですね。

ただ今年のお盆はいつもとは違ったお盆になりそうですね。

新型コロナウイルスの感染が全国に拡大し、お盆に帰省をしないと考えておられる方が多いようです。

少し寂しく感じますが、早くコロナウイルスが終息する事を祈るばかりです。

 

さて、今回からは「口呼吸」についてお話ししていきます。

お口がポカンと開いていませんか?

その開いたお口、口呼吸のサインかもしれません。

そもそもなぜ口呼吸はよくないのか?

例えば、口で呼吸をすると喉に直接ホコリやウイルスがついてしまい、風邪をひきやすくなります。

口で呼吸をすると口の中が乾いてしまいます。口の中が乾くと増えてしまうのが細菌です。

細菌が増えることで口臭が出やすくなります。

口の中の潤いを保っているのは唾液です。唾液には口の中をきれいにする自浄作用があります。口で呼吸をすると唾液も乾いてしまいその機能が失われてしまいます。そうすると、虫歯や歯周病に罹患しやすくなります。

あと、口内炎もできやすくなります。

その他に、歯並びや骨格にも影響が出てしまいます。子供のころに口呼吸をしていると、口呼吸しやすい歯並びや顔の形になってしまいます。上顎が出っ歯になってしまったり、下顎が小さくなってしまいます。

このようにデメリットがたくさんあります。

口が閉じない原因としては、主に三つに分けられます。

まず一つ目は、鼻咽頭疾患があります。花粉症やハウスダストによるアレルギーが原因で鼻で呼吸しずらく口で呼吸してしまいます。耳鼻科医への受診をお勧めします。

二つ目に、不正咬合があります。咬み合わせが悪く口が閉じにくい場合もあります。矯正治療が必要な場合もあるので矯正歯科医の受診をお勧めします。

三つ目に、口の周りの筋力が弱いためにお口が閉じていられないことがあります。昔と比べ食べ物が柔らかくあまり噛まなくても良い食事にかわってきています。最近はフワフワな食感やとろける物を好んで食べてしまうことにより、噛む回数はかなり少なくなってしまいます。弱い筋力を改善するための訓練法があります。MFT(口腔筋機能療法)について次回お話ししたいと思います。

今回はこの辺で。

暑い日が続きますが元気に過ごしたいですね!