東広島市の歯科 川口歯科医院
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お子さまの仕上げ磨き

2021年3月17日 水曜日

今回はお子さまの仕上げ磨きについてです。

まずは、仕上げ磨き用の歯ブラシの選び方です。

乳歯は小さくお子さまのお口も小さいので、それに合わせて歯ブラシも小さい物を選んでください。ヘットの小さい物の方が良いです。

毛足が揃い、短い物の方が磨きやすく汚れ落ちも良いです。

歯ブラシの毛の硬さは、普通〜柔らかい物が良いです。

磨く体勢は、お口の中がよく見えるように寝かせた状態が良いです。膝の上にお子さまの頭を乗せて磨いてください。明るい場所の方がお口の中がよく見えて良いです。

寝転ぶのを嫌がってしまうお子さまや、喉に唾液がたまりやすいお子さまは、立った姿勢でも大丈夫です。

その時は保護者の方が後ろに回り、お子さまの頭をお腹や脇で固定して磨いてあげてください。

歯ブラシは鉛筆の持ち方で持ちます。握り持ちは力が入りすぎてしまうので鉛筆持ちで軽く持ちます。

奥歯から前に向かって磨きます。奥歯の溝は汚れがたまりやすいのでしっかりと磨いてあげてください。前歯を磨く時に気をつけたいのは、上唇のスジにブラシを当てないことです。このスジにブラシが当たると痛く、歯ブラシを嫌がってしまうお子さまがおられます。歯ブラシを持っていない方の手の人差し指でスジを隠してから前歯を磨くようにしてください。

磨く時は歯面に毛先をキチンと当てて軽い力で小刻みに動かします。

あちこち磨くのではなく、順番に磨くことで磨き残しをなくします。

歯の内側も忘れずに磨いてください。

歯と歯の間に隙間がないお子さまはフロスを使います。特に虫歯になりやすいのが、奥の歯と歯の間。上の前歯の間です。フロスを使い、歯の間からできる虫歯を予防しましょう。また子供の頃からフロスを使うことで習慣化になります。

時間がかかってしまうとどうしても嫌がってしまうので、短時間で磨いてあげてください。機嫌の悪い時間や眠たい時間は避けて磨くようにしてください。

年齢が低いうちは嫌がってしまうことが多いと思いますが、続けて仕上げ磨きをすることで少しずつ慣れてきてくれます。できた後はしっかりとほめてあげてください。

仕上げ磨きの時間はお子さまとのスキンシップの時間にもなります。親子の時間を楽しみながら、大切なお子さまの歯を仕上げ磨きで守ってあげたいですね!