東広島市の歯科 川口歯科医院
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デンタルガム

2021年9月8日 水曜日

皆様こんにちは。歯科衛生士のSです。

9月に入り秋の気配を感じられるようになりました。

朝晩とだいぶ涼しくなり過ごしやすくなってきましたね。

 

今回は「デンタルガム」についてです。

皆様デンタルガムはご存知ですか?

一般的なガムは、風船状に膨らむ”風船ガム”、ステック状やブロック状の”板ガム”、糖類で表面をコーティングした”糖衣ガム”をいいます。砂糖が入ったらいるガムは”おやつ””お菓子”の一つと考えてください。

今回紹介するデンタルガムは3つの種類があります。それぞれ得られる効果が違うので1つずつ紹介していきます。

まずは「キシリトールガム」です。

キシリトールガムに含まれるキシリトールとは、白樺や樫などの樹木や植物から作られる成分で、砂糖と同じくらいの甘味があるが、虫歯の原因となる酸を作りません。

さらに、プラーク中の酸を中和し虫歯の進行を抑える作用があります。キシリトールの甘さによって唾液がたくさん出るので虫歯ができにくくなります。

虫歯予防を目的としたい方にお勧めです。

 

次に「リカルデントガム」です。

リカルデントには、牛乳に含まれる成分から作られたCPP-ACPカセインホスホペプチド非結晶リン酸カルシウム複合体が配合されています。CPPーACPには脱灰抑制効果があり、脱灰部分の再石灰化の働きを抑えてくれる働きがあります。歯の表面に穴があく一歩手前の状態(初期虫歯)を治したい方にお勧めです。

※牛乳、大豆にアレルギーがある方は禁忌です。

 

最後に「ポスカガム」です。

ポスカに含まれるじゃがいもから作られるPOs-Caリン酸化オリゴ糖カルシウムは、唾液に溶けやすい水溶性カルシウム素材で、脱灰部分を再石灰化します。

またプラーク中のpHを酸性から中性にすばやく改善し脱灰を抑制します。効果はリカルデントより上です。

 

どのデンタルガムにもお口の中の環境を良くする力があります。

咬み過ぎると顎に負担がかかり顎関節症を引き起こすこともありますので、過剰な摂取はお控えください。1日の摂取量、噛む回数など表記されているものを守ってください。

デンタルガム試してみてください!それではまた!