こんにちは
歯科衛生士のSです!
今回は子供の口臭についてのお話です。
子供の口臭が気になる・・・という相談をよく受けます。子供なのに口臭がすると心配されるお母さん方が多いですが、子供にも口臭はあります。
その原因として
・口呼吸をしている
・鼻などの病気で口呼吸になっている
・歯磨きがうまくできていない
などがあります。
口呼吸とは、鼻で呼吸をせず、口で呼吸をしてしまっている状態をいいます。
口で呼吸をすると口の中が乾き、菌が増殖し口臭を引き起こしてしまいます。
日常的に口が開いてないか、寝ている時にお口がポカンと開いてないかチェックしてみてください。寝ている間に口の中が乾いて菌が増え、朝起きた時に口臭をきつく感じることが多いです。
口がポカンと開いてしまう原因としてお口の周りの筋力が弱いことがあります。お口周りの筋力を鍛えましょう!よくかんで食べることで鍛えられます。かむ回数が多くなるように食事を工夫してみてください。
鼻の病気がある場合は、耳鼻科への受診をお勧めします。風邪などで鼻がつまっているときも口呼吸になってしまい、口臭が出やすいです。こまめに水分を補給してください。
次に考えられる原因として、お口の中の清掃状態です。歯磨きがうまくできておらず汚れが溜まってしまうと臭いを放つことがあります。お子様はまだまだ自分の力だけではきれいに磨くことができません。保護者の方の仕上げ磨きでお口の中を清潔に保ってあげてください。
また、虫歯があり臭いを放つこともあります。虫歯の早期発見のためにも定期検診をお勧めします!
それではこの辺で。
みなさんは、どんな食べ物が好みですか?
フワフワ?モチっと?パリパリ?固いもの?
色々な種類がありますね。
当たり前ですが、歯があるから食べ物が噛めて飲み込めます。
食べ物をきちんと噛むと良い事がたくさんあります。
• 食べ物の消化を助ける
• 食べ物の味をより味わえる
• お口の中を清潔に保てる。唾液が分泌され細菌の繁殖を抑えることができる。
• 噛む事で脳への刺激になり、認知症予防、虫歯予防になる
子供の頃、「よく噛んで食べてね」と言われていたと思います。
噛む事を怠ると顎の咀嚼器官の機能が落ち、噛み合わせが悪くなったり、
唾液の分泌が減り口内の洗浄が十分にされず、虫歯や歯周病といった
歯のトラブルが起こるようになります。
よく噛んで食べる、という基本は歯の健康維持にも繋がっています。
ダラダラ食べや、歯磨きをしないことが一番歯にダメージを与えます。
食事に歯は不可欠です!
健康な歯で、よく噛めてこそ体の健康と楽しい食生活が送れます。
病気の予防や、味覚のため、体の健康のために食生活と歯のケアは
大切にしましょうね‼︎
こんにちは!歯科衛生士のSです。
今回は、混合歯列期についてお話しします。
混合歯列期とは、乳歯と永久歯が混合している時期をいいます。6歳〜12歳頃にあたります。
この時期は、乳歯の小さい歯、永久歯の大きい歯があったり、高さも不揃いで、歯垢が溜まりやすいです。でこぼこしているので歯磨きがとても難しく、虫歯ができやすい時期になります。また、生え変わったばかりの永久歯はまだ柔らかく、酸に対する抵抗力が弱いため虫歯になりやすいです。生えてきた歯へはフッ素塗布がとても有効です。
虫歯予防のためには、歯磨きに加えて砂糖の入った食べ物や飲み物に注意が必要です。砂糖は虫歯菌の大好物です。一番良くないのは、ダラダラ食べです。甘いものをダラダラ口にするしてしまうとそれだけ虫歯リスクが高くなってしまいます。間食は時間を決めてる摂るようにしてください。間食の後もできたら歯を磨いてくださいね。難しい場合は、間食の最後にお水やお茶を飲んで口の中に残っている食べかすを流すようにしてください。クッキーやチョコレートのような歯にベタベタくっつきやすいお菓子は虫歯になりやすいです。反対に、砂糖は入っているけど、ゼリーやアイスクリームのような歯にくっつきにくいお菓子の方が虫歯にはなりにくいと言われています。水分が多く含まれているリンゴなどの果物類は口の中の清掃作用もあるので間食にオススメです。虫歯にしないためには、間食の選び方も大事です。
混合歯列期は歯磨きが難しく虫歯にもなりやすい時期です。乳歯から永久歯へとお口の中が変化していく時なのでお子様のお口の中をよく観察してみてください。
気になる事や心配な事がありましたら早めにご相談ください。
こんにちは、
3月は卒業シーズンでしたね。
コロナ禍で今までと違った学校生活に戸惑いながら過ごした学生さんも多かったでしょう。
困難な時期に思うようにお友達に会えなかったり、幾つもの行事が中止になり悔しい悲しい思いもたくさんされたことでしょう。
このような苦難を乗り越えて、これからの未来が明るいものになるよう、心から願っております。
卒業生の皆さん、おめでとうございます‼️
4月から小学生、中学生、高校生、大学生、社会人になる皆さんバタバタの時期に入る前に、1度虫歯がないかチェックをお勧めします。
今のうちにお口の検診にお越しくださいね。
健康で爽やかなお口で新生活を始めましょう❗️
今回はお子さまの仕上げ磨きについてです。
まずは、仕上げ磨き用の歯ブラシの選び方です。
乳歯は小さくお子さまのお口も小さいので、それに合わせて歯ブラシも小さい物を選んでください。ヘットの小さい物の方が良いです。
毛足が揃い、短い物の方が磨きやすく汚れ落ちも良いです。
歯ブラシの毛の硬さは、普通〜柔らかい物が良いです。
磨く体勢は、お口の中がよく見えるように寝かせた状態が良いです。膝の上にお子さまの頭を乗せて磨いてください。明るい場所の方がお口の中がよく見えて良いです。
寝転ぶのを嫌がってしまうお子さまや、喉に唾液がたまりやすいお子さまは、立った姿勢でも大丈夫です。
その時は保護者の方が後ろに回り、お子さまの頭をお腹や脇で固定して磨いてあげてください。
歯ブラシは鉛筆の持ち方で持ちます。握り持ちは力が入りすぎてしまうので鉛筆持ちで軽く持ちます。
奥歯から前に向かって磨きます。奥歯の溝は汚れがたまりやすいのでしっかりと磨いてあげてください。前歯を磨く時に気をつけたいのは、上唇のスジにブラシを当てないことです。このスジにブラシが当たると痛く、歯ブラシを嫌がってしまうお子さまがおられます。歯ブラシを持っていない方の手の人差し指でスジを隠してから前歯を磨くようにしてください。
磨く時は歯面に毛先をキチンと当てて軽い力で小刻みに動かします。
あちこち磨くのではなく、順番に磨くことで磨き残しをなくします。
歯の内側も忘れずに磨いてください。
歯と歯の間に隙間がないお子さまはフロスを使います。特に虫歯になりやすいのが、奥の歯と歯の間。上の前歯の間です。フロスを使い、歯の間からできる虫歯を予防しましょう。また子供の頃からフロスを使うことで習慣化になります。
時間がかかってしまうとどうしても嫌がってしまうので、短時間で磨いてあげてください。機嫌の悪い時間や眠たい時間は避けて磨くようにしてください。
年齢が低いうちは嫌がってしまうことが多いと思いますが、続けて仕上げ磨きをすることで少しずつ慣れてきてくれます。できた後はしっかりとほめてあげてください。
仕上げ磨きの時間はお子さまとのスキンシップの時間にもなります。親子の時間を楽しみながら、大切なお子さまの歯を仕上げ磨きで守ってあげたいですね!
ここ最近、少しずつ暖かくなり過ごしやすくなってきましたね。
春はもうすぐそこかな~と思うと気分もウキウキします。
ただ、今年も花粉の飛散が始まり花粉症の方にとっては過ごしづらい季節ですね。。
この花粉症の時期は鼻や目だけではなく、口腔内の健康も気を付けておきましょう。
花粉症の症状の一つの鼻づまりにより、口呼吸になり口内がカラカラと乾いてしまいます。
唾液が少なくなると、細菌が繁殖しやすくなり歯垢が付きやすくなってしまいます。
このような状態が長く続いたり、歯磨き(セルフケア)が不十分だと歯周病が起こりやすくなります。
・水分補給をして潤いを保つ
・こまめにうがいをする
・食事の時にはよく噛んで!
など、唾液の分泌を促すよう心がけましょう。
歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ等を使ったケアも念入りに行い、歯周病予防をしましょう‼
皆様、こんにちは!
今回は赤ちゃんの歯磨きについて、いつからどのように始めたら良いかご紹介いたします。
赤ちゃんが誕生し、生後6ヶ月頃、最初の歯が生えてきます。
初めて歯が生えてきた時は、とても嬉しいです‼
歯はこれから一生大切にしていかなければならないものです。将来の歯を守ってあげるためにもお手入れをきちんとしてあげたいですね。
歯が一本生えてきたら、歯磨きのスタートです。
ガーゼ磨きから始めましょう。
清潔なガーゼを湿らせ、人差し指に巻き付けます。歯の表と裏を優しく拭いてあげて下さい。
お口の中を触られることに慣れておくことで、歯ブラシ磨きへの移行がスムーズにできます。お口の中を触られることに慣れ、習慣になるよう毎日ガーゼ磨きをしてあげてください。
授乳後や離乳食の後に行ってください。
赤ちゃんのお口の中はとてもデリケートなので、優しく行ってください。
はじめはまず、歯磨きに慣れてもらうことが大切なので、歯磨きをしなきゃ!とあまり神経質になりすぎないように行ってくださいね。
下の歯が2本生えそろったらそろそろ歯ブラシにかえてみても良い頃です。
ブラシを嫌がるようであればガーゼ磨きを行うなど赤ちゃんのペースに合わせてあげてください。
自分でブラシを持ちたがるようになってきたら、ゴムのような素材でできたものや、安全プレートが付いているものを選んで待たせてあげてください。
歯磨きが習慣になるよう楽しみながら行ってください。
歯ブラシは、お子様用と仕上げ磨き用の2本あると良いです。きちんと磨けるようになるのはまだまだ先のことです。それまでは保護者の方の、仕上げ磨きが必要です。
次回、仕上げ磨きの仕方についてご紹介させて頂きたいと思います。
今回はこのあたりで失礼いたします。
みなさん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続いていますね。
毎朝、あたたかい飲み物で体を温めて目を覚ますことからしています。
先日友人から、白桃グリーンティーという茶葉が届き早速いただきました。
香りはほんのり桃で、緑茶なんだけど桃の味も最後口の中にほわ~っとして美味しかったです。
そして、私が一日の中でよく飲むものはコーヒーです。
ブラックコーヒーが大好きなのですが、やはり気になるのが着色汚れ!
コーヒーだけではなく、緑茶・赤ワインやカレーなども着色汚れの原因につながります。
着色して汚れた状態で放置していると、着色が蓄積して、より黒く汚くなり広範囲に広がってきます。
まずは、飲食後すぐに口をゆすぐことでコーヒーの色素が歯に吸着する前に、洗い流すことができます。
水だけでゆすいでも効果はあるので、コーヒーを飲んだ後に習慣づけるといいですね‼
それと、歯磨きもゴシゴシ強くではなく優しく磨く。
よく噛んで唾液の分泌を促す。
そうすることで、着色や虫歯の予防につなげることができます。
コーヒーをやめるのではなく、正しいケア方法を知って上手に付き合っていきましょうね。
着色が目立ち始めたら、いつでもご相談くださいね‼
人間の歯は乳歯から永久歯に生え変わります。生え変わる時期は一般的には6歳頃です。
最初にぐらぐらと動いてくるのが下の前歯です。
続いて一番奥に臼歯が生えてきます。6歳の頃に生えてくるので、6歳臼歯と呼ばれています。
7歳頃になると上の前歯が抜けます。
8歳から9歳頃、前から奥に向けて順番に生え変わります。
11歳頃、上、下の奥歯。
14歳頃、全ての永久歯へと生え変わります。
乳歯は全部で20本ですが、永久歯は28本生えてきます。親知らずを合わせると32本になります。
体の発育と同じ様に、歯の発育も個人差があります。早く生え変わる子もいれば、ゆっくりと生え変わる子もいます。
抜ける順番にも個人差があります。
生え変わりの時期に気を付けたいことは、よく噛んで食べる事です。
歯並びに大きな影響を与えるのが顎の大きさです。乳歯よりも大きな歯が、乳歯よりも多く生えてくるので、それにあった顎の大きさでないと歯並びが悪くなってしまうかもしれません。
噛むことで顎は発育します。食べやすさから、つい軟らかい物を与えてしまいますが、それでは顎が大きく成長しません。
野菜スティックや、根菜類、りんごなど噛む回数を増やしてくれる食材を取り入れてみて下さい。ドライフルーツもおススメです。
生え変わりの時期は歯磨きにも注意が必要です。
生えかけの歯は、背が低くくブラシが当たりにくいので一本一本丁寧に磨きましょう。
6歳臼歯が生えている時は、歯肉が歯を覆い、歯と歯肉の間に汚れが溜まりやすいです。汚れが溜まってしまうと歯肉が腫れたり出血を起こしたりします。
汚れが溜まらないようにケアを行いましょう。強く磨いてしまうと歯肉を傷つけてしまうので優しく磨きましょう。
生えたばかりの永久歯は、エナメル質が弱く酸に溶けやすいので虫歯になりやすいです。
きちんと歯磨きを行い、ダラダラと甘い物を食べることがないよう生活面も注意しましょう。甘いお菓子やジュースは虫歯菌の好物です。
歯を強くするフッ素も有効です。
一生使う永久歯です。きちんとケアを行い大切にしましょう!